ブリッタ・テッケントラップ作
文字量中くらい。3歳半以上くらいでわかるかな。
<あらすじ>
モグラちゃんはある夜、流れ星に願い事をしました。
「あの美しく瞬いている星たちが、みんなぼくのものになったらいいのに。」
すると、星に向かってはしごがのびていきました。
モグラちゃんは、次から次へと星を自分の家に運び込みます。
地下のモグラちゃんのおうちは星でキラキラ、煌々としていて綺麗です。
自分のおうちがますます好きになるモグラちゃん。
ところが、久しぶりにお外に出てみると、真っ暗。何一つ見えません。
他の動物たちも、困っていたり悲しんでいたり。
それを見たモグラちゃん、大変なことをしてしまった、と後悔。
その時、先日願い事をした流れ星が落ちているのを発見。
「あんな願い事、しなければよかった。」
すると、また空に向かってはしごがのびていきます。
流れ星を手に、森の動物たちのところへ駈けもどるモグラちゃん。
何をしたのかを一部始終話し、謝り。
そして、みんなで星を空へ戻して、みんなで星空の鑑賞をする。
<感想>
絵が綺麗で、星の表現が素敵でした。モグラちゃんのお家が星で飾られている様子も綺麗ですし、星空の様子も綺麗です。
モグラちゃんの表情も豊かなので、星を欲しかった気持ち。後悔の気持ち。みんなに謝って、星を戻してみんなで幸せに星空を眺めている時の満足そうな様子。子供にも届くようです。
その結果に、「モグラちゃん、星を1つだけお家に持って帰ったら、モグラちゃんも星があるし、みんなにも星がたくさんあるよね。」と。
なるほどな、と大人が唸った感想でした。
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