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Nov 29, 2015

出産


本日、在胎40週0日、3010g、身長47.6cm、頭囲32.5cm、Apgar score8/9点で無事に産まれてきてくれました。

 
全く予兆がなく、予定日3日前の39週4日も普段通り活動していました。(午前パン教室、お昼から翻訳の仕事、午後に職場に顔を出し、帰ってきてお夕飯を作る)

が、その数時間後。39週5日の未明、トイレに起きたらおしるしが!前駆陣痛が!
来週辺りには、と覚悟はしていたものの、出産が近づいてきているサインに動揺。無事に産んであげられるかが急に不安に。
夜中にも関わらず家族を叩き起こし、おしるしがあった!どうしよう!と報告^_^;  
どうもこうもないのにね(苦笑)

この日はちょうど健診日。前駆陣痛はあったものの、朝にはかなり引いてきていた為、予定通り午前はパン教室、午後は健診へ。
子宮口は1cm。ただし、けっこうお腹が張るようになっていたので、数日以内かも、と。
お腹の子に、空気読んで!今はダメ!あと1週間くらいお腹にいて!って言い聞かせて、今までになく横になって過ごしました(笑)

が、39週6日の夜9時に陣痛?なのか痛みが8-10分間隔に。
観念して病院に連絡。行ってみたら子宮口はまだ1.5cmだから、家が近いなら帰っていいよ、と。
そうかそうか、前駆陣痛ということか。まだあんまり痛くないもんな、と納得。

が。一度帰宅したものの、そこから痛みが強くなり、頻度も5-6分に一回になり、震えが止まらなくなり。
でも、前駆陣痛と信じて疑わず、ベッドでうなっていたところ、さすがに辛そうだから、と病院に連絡されて陣痛タクシーを呼ばれました。。。

再度病院に行ったら、子宮口は7cmとのことでそのまま入院。分娩へ。
最後の最後に陣痛の持続時間と間隔が開いてしまい、少しだけオキシトシンで押しました。
陣痛発来から12時間、入院してから5時間での出産でした。


母になりました。
いえ、10ヶ月前から母なんですけど。
この子を1個の細胞から3キロまで育ててきたんですけど。

しんどくて、不安で怖くて、妊娠中に何回泣いたか分かりません。
だから、無事に満期に元気に産んであげられて、本当にホッとしました。
自分の子供を産んだら感動で涙する、という話は聞いていたし、涙しているお母さんたちは多々見てきました。
が、私も出産後に涙が出るのかと思ったら、全くでした(笑)

妊娠期間中から、ずっとずっとたくさんの無理をさせてきていたのは分かっていたから。
怖かった妊娠期間が終わったこと、無事に満期に元気に産んであげられたこと、で良かった、と本当にホッとして肩の荷はおりました。

でも、どうしてもインファントウォーマーの側にいる(新生児科医として立ち会う立場)視点で見てしまう冷静さが最後まであったからかな。
助産師さん達にも、最後まで冷静ですね、陣痛静かに逃がせててすごいですね、とか言われながらの出産でした^_^;

なので、産まれたら実感がわくかと思いきや、意外とまだまだ。
家に帰ったら実感わくかしら。


追記:
日齢3の夜。
エレベーターホールにいたら。
慌てて降りてきたお父さんが1人。
産科医が、NICUに入院になること、体重は行ってから測ることなどを説明。
お父さんが、突然のことでビックリしました、などと話していました。

それを見て、初めて涙が出ました。(もちろん、その場ではなく部屋に戻ってからですが)
経膣分娩で、具合が悪いというわけで弾く、体重も測らず保育器でそのままNに入院になる。
ということは、つまり明らかに体重が小さい早産ということ。
説明する立場は散々してきています。

まだ自分の子を出産したんだという実感はないとは言え、満期に元気に出てきてくれた我が子を抱きながら、その状況を見るという状況に遭遇し、初めて涙が出ました。
 
元気に満期に産まれてくれてありがとう。

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