通訳

その昔。
私の夢は通訳またはNHKの美術になることだった。
今、私は全然違う方向に歩んでいる。

だけど、やっぱり美術とか工作とか手芸とかの創作が好き。
やっぱり、外国の人とコミュニケーション取れたら嬉しいし、困ってる外国の方の助け・橋渡しになれたら嬉しい。

今日はようやく携帯の機種変更に行ってきた。
その時、隣のブースで全く意志疎通が出来てない外人のお兄さんがいた。
ものすごーく分かりやすくゆっくり英語をしゃべってるのに通じない。
日本語全く出来ないらしく、店員さんも、お兄さんも困り果ててて。

最近英語なんて使ってないし、しゃべれる自信はない。
だけど口から出た言葉は"Do you need any help?"

そしたら、すごーく嬉しそうな顔になって。
”英語しゃべるの？！あのね、この携帯で他の携帯と赤外線通信すると、僕が受け取る分には問題ないんだけど、送れないんだよね。”
と、相談したかった内容を私にすごい勢いでしゃべり出し。
もうちょっと遠慮したスピードにしとこうよ；；一応日本だし；；日本人だし；；

言われた内容を日本語にして店員に伝え、答えをまた英語にする、という作業をしました。
本当に通訳でした。

ちゃんとお兄さんの用事は済み。
お兄さんも満足そうで、嬉しそうで。
これだからやっぱり困ってる外国の人がいるとこちらから声をかけてしまうのよね。
100％満足な英語でなくても。それなりに役に立つから。
おそらく、日本・東京に対する印象も変わってくるだろうし、嬉しいと思うんだよね。



嬉しかったのはさらにその先。

外　”どこの人なの？Nativeだよね？”
私　”まさかー（笑）日本人だよー”
外　”えっ？！日本人なの？だって、英語がNativeっぽいから、Nativeだと思った！”
　　 ”学生なの？東大の学生？”
私　”えーっとね。学生だけど、東大じゃない。そこの医科歯科だよ。あなたは？学生？”
外　”あ、そーなんだ。うん。僕は東大の大学院生なんだ。まだ日本語全然分からないんだよね。英語どこで習ったの？”
私　”あー、あのね、すごい小さい頃にPakistanに住んでてAmerican Schoolに行ってたんだ”
外　”えっ、Pakistan？めずらしいねー。”
　　 ”あ、友達になってよ。名刺渡しとくから、そこにメールちょうだい！”

が、残念ながら、名刺入れを覗いたところ。あっ、そうだった今無いんだった。ということになり、さらにタイミング悪く呼び出しがあったので、また今度ね！という無理なことを言われてバタバタと去ってしまい、お友達になれずに終わってしまいました。

でも、英語を誉めてもらったから嬉しかったなぁ。
Nativeだと思ったから、話す速度とかしゃべり方とかに遠慮がなかったのね。。。
でもさ、日本にいて、見るからに日本人だったら、まずは日本人だろうって判断するよね（笑）

きっと、私の英語は磨けば輝くものなんだ！と自信をつけました（笑）
問題はいつどうやって磨くかなんだけどねー。